”Colomode”ってどういう意味?

宿のこと

お客様によく尋ねられる、屋号の意味。名刺交換の際には必ず質問されます。

Colomodeは日本語です

 コロモデってどこかの地名ですか?確かにアウトドアや旅行好きな私たちだと、コロラド?ヨセミテ?海外のどこかお気に入りの場所かと思いますよね。
でも、Colomodeは「衣手」と書きます。漢字で説明すると、皆さん覚えてくださいます。日本人ですね。
この屋号にたどり着くまでには色々と考えました。ダメ出しをされたりしながら、この名前がつきました。
さて、この衣手とはどんな意味があるかご存じでしょうか。

歌語です

 百人一首に出てくる歌語なんです。「衣手」=「袖」の意味なんです。
『君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ』
雪も出てきて、春先の絵が思い出せるとても良い歌ですね。

ではなぜ袖にしたのかと言いますと、ことわざの『袖振り合うも他生の縁』の袖に繋がります。
意味は

道のいきすがりに、袖が振れ合うというような偶然でほんのささやかな出会いであっても、それは前世からの深い緑で起こり、人との絆を大切にというものです。

コロモデで素敵な出逢いを大切にしたい

 一生に一度しかない出逢いかもしれないと思うと、その瞬間を逃したくないものですね。よく、声をかけてしまうのもこんな思いがあって・・・(笑) お客様とついついお話しが長くなるのもこんな思いがあって・・・(笑)
コロモデとお客様も「一期一会」なんです。コロモデを探してくれて、見つけてくれてありがとうございます。
また、お客様にもコロモデでそんな瞬間に出逢って欲しいと思います。そして、それは私たちとだけではなく、コロモデでたまたまその日ご一緒だった方、私たちの提供するお食事やワイン、霧ヶ峰や信州の自然 などなど その旅の中で出逢った全てのものに対してです。そんな時間や空間をご一緒できたらと思います。

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